樹木葬のお墓参りの仕方を紹介!献花やお供え物についてなど
樹木葬を検討している方の中には、「樹木葬のお墓参りの方法を知りたい」「一般的なお墓参りとどう違うの?」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、樹木葬でのお墓参りの仕方や注意点について解説しています。一般墓と樹木葬のお墓参りに違いはあるのか、樹木葬では献花やお供え物は可能なのかなどの疑問にお答えします。
樹木葬にご興味がある方や、すでに樹木葬のお墓参りを予定している方にとっても役立つ内容です。ぜひ参考にしてみてください。
樹木葬のお墓参りは一般墓と違う?
樹木葬のお墓参りは、一般墓と基本的な作法に大きな違いはありませんが、樹木葬の種類や霊園ごとのルールによって異なる点があることに注意が必要です。樹木葬は、自然環境を重視し、木や花を墓標として使用するタイプが多く、墓石を使用しないものや集合型の合祀タイプなど、形式が様々です。
それらの形式に応じて、献花やお供え物、供養方法に違いが出ることがあります。
樹木葬では自然環境への配慮から、献花やお供え物、お線香の使用を控えるようルールを設けている場合があり、お花や食べ物などのお供えも制限していることがあります。
一方、特に献花やお線香の使用に関するルールが設けられていない場合には、一般のお墓参りと同様に、故人に敬意を込めて献花やお供え物、お線香を供えても問題ありません。
自然と調和した雰囲気を大切にする樹木葬では、故人に対する敬意と自然環境への配慮が両立した形での供養が求められるため、一般墓とは異なるお墓参りになる可能性があることは理解しておきましょう。
樹木葬のお墓参りの仕方
樹木葬の一般的なお墓参りの仕方を「庭園・公園型」「里山型」に分けて解説します。
庭園・公園型の場合
庭園・公園型の樹木葬は、自然の中で故人を偲ぶことができる環境が整えられた霊園スタイルで、四季折々の草花や木々に囲まれ、比較的都心部にあることが多いです。
アクセスの良い場所にあることも多く、施設内は散策路やベンチなどが整備され、訪れる人々が気軽に自然を楽しみながらお墓参りができるよう配慮されています。
お墓参りの際は、霊園の開園時間内に訪れるのが基本です。多くの庭園・公園型の霊園には開園時間が定められており、時間外での立ち入りが制限されているため、事前に確認しておくと安心です。また、服装については特別な決まりはなく、気軽な服装でも構いません。ただし、動きやすく落ち着いた服装を選ぶと良いでしょう。
里山型の場合
里山型の樹木葬は、自然豊かな山や森林の中にある墓地で、周囲の環境に配慮し、自然に溶け込む形で故人を供養するスタイルです。木々に囲まれた場所に埋葬され、墓石や人工物が少ないため、自然の景観が保たれた落ち着いた雰囲気の中でのお墓参りが可能です。そのため、山道や森林の中を歩くことも多く、一般的な墓参りとは少し異なる準備が必要です。
まず、庭園・公園型と同様に霊園の開園時間内に訪れるのが基本で、動きやすい服装を心がけることが大切です。山や森の中での歩行が中心になるため、スニーカーやトレッキングシューズなど、歩きやすく滑りにくい靴を履くと安心です。
季節によっては山道がぬかるんでいることもあるので、防水性のある靴や汚れにくい服装が適しています。また、山の中は気温差があることも多いので、季節に応じて防寒具や虫よけ対策も考慮すると良いでしょう。
樹木葬のお墓参りの注意点
樹木葬のお墓参りについては、霊園ごとのルールに従うことが何より重要です。各施設によって持ち込みできる献花やお供え物の種類、お線香の使用可否などのルールが異なるため、事前に確認しておくことが不可欠です。訪れる前に霊園のウェブサイトを確認するか、管理事務所に問い合わせ、開園時間や持ち込み可能なものなど、細かな規定を確認しておくと安心です。
ルールを確認せずに訪れると、献花やお供え物が禁止されている霊園でそれらを持参してしまうことや、入場時間外に訪問してしまうことがあり、最悪の場合、せっかくの訪問が無駄になってしまうこともあります。
また、自然環境保護のために厳格な規定がある霊園では、無断で規則に反した行動を取ると他の訪問者や管理者に迷惑をかけることになってしまいます。
樹木葬に興味がある方へ
樹木葬のお墓参りについて、一般のお墓参りと同じように故人を偲ぶことができる反面、霊園のルールに応じた配慮が必要です。樹木葬には「庭園・公園型」と「里山型」があり、それぞれのお墓参りの仕方に応じて、服装や持ち物に配慮することでより快適にお墓参りができるでしょう。
霊園ごとに献花やお供え物、線香の使用可否などのルールが異なるため、事前に確認しておくと安心です。
なお、東京都内で樹木葬をお考えの場合には、浅草の名刹「桃林寺」のガーデニング樹木葬をぜひご検討ください。桃林寺では、9時~17時まで開園しており、献花やお供え物、お線香はご遠慮いただいておりますが、代わりに「花手水」をご用意しています。
手作りの折り紙の花を供え、静かに故人を偲ぶ時間を過ごせるのも桃林寺ならではの特徴です。四季折々の自然が楽しめる庭園で、温かみのある供養が叶います。
ご興味がございましたらぜひ詳細をご覧ください。